Adjustment Shims
調

 航空機産業で使用されたのがこのシステムの歴史の始まりですが、現在ではすべての産業で
使用されています。

■ 主な用途

航空機産業・・・飛行機、ヘリコプターのセルエレメントの組み立て、ヘリコプターのローターシム、
          コマンド調整等

軍事産業・・・砲塔装用のシム、タンクのピニオンシム

伝動部品・・・ベアリング用シム・シャフトの調整、ギヤー、モーターポンプ関係部品の調整

精密機器・・・計測器の目盛り、ジャイロスコープのバランス

光学機器・・・光学レンズの焦点距離の調整

電   気・・・エレクトロマグネットスタンプの調整

切   削・・・シャーリング、プレス、旋盤の調整

※上記はほんの一部で他の用途も種々考えられます。


 ■ 実際の利用例

モーターとポンプの水平調整 軸端遊びの調整

ライナー(シム)は二つの部材の位置の調整をする時に使用されるハサミ金です。
主にシャーリング・プレス・旋盤・フライス盤の調整、ギヤー・モーター・ポンプ関係部品の調整、
工具取り付け・器具の下敷型の設置に使用されます。
また、真鍮(黄銅)ライナー等は材質に柔軟性が有り、スチールと比べ加工・成型が容易です。
耐食性にも優れている為、各種部品に多く使われています。
主に事務機部品・OA機器部品、通信機部品・電気機器部品、自動車部品・ワッシャー、各種
機械・工具の取り付け調整に使用されています。

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